2025年に研修を開始し、2年目に入った14名の先生たちに、「1年間の研修を振り返って、当センターに対して学生の時に抱いていたイメージと実際の研修で異なっていた点」を聞きました
福井大学 大阪府出身
私は学生の頃から救急科志望でとにかく救急対応を学びたいと思って3次救急のある当院を志望しました。
入職前は、ドラマのように心肺停止や重症外傷を劇的に蘇生させる「初療対応」こそが救急の醍醐味だと思い描いていました。もちろん、その瞬間の判断の重さは想像通りでしたが、実際に入職して驚いたのは、その後に続く数日間、数週間にわたる全身管理の圧倒的な緻密さと難しさです。初療対応で患者さんを蘇生させるのはあくまでスタートラインで、そこから始まる複雑な多臓器不全への介入、循環・呼吸・代謝のわずかな変化を逃さない24時間のモニタリングこそが、患者さんの生命予後を左右することを痛感しました。
それが入職して一番イメージのギャップがあったところであり、一番学びがあった点です。当直業務では救急外来の患者さんを本当に研修医だけで対応することが多く、責任感は大きいです。
福島県立医科大学 福島県出身
研修に関しては、想像していた通り多くの手技を経験することができました。また、病棟管理についても体系的に学ぶことができ、初期研修の環境として非常に充実していると感じています。
さらに、研修以外の面でも魅力があります。当直時にはお弁当の支給があり、忙しい中でもしっかり食事が取れる点はありがたいです。また、週に3回程キッチンカーが来るため昼食の選択肢も豊富で、特に豚丼の日には研修医室まで食欲をそそる香りが漂い、ちょっとした楽しみになっています。
東京女子医科大学 東京都出身
学生の時に思っていたよりも良い研修環境だと思いました。
研修医に与えられている裁量が学生時代に想像してしたよりも大きく、自ら考えて診療にあたる機会が多かったです。
指導医の先生方は丁寧かつ個々のレベルに応じた指導を行ってくださり、相談しやすい環境が整っていました。忙しい中でも実践的な力を養うことができる研修環境であったと感じています。
東北大学 東京都出身
診療科によって研修内容は多岐にわたり、比較的落ち着いて学習に取り組める時間も確保されています。一方で、上級医のサポートが限られる場面もあり、当直に限らず日常診療においても、研修医自身が責任を持って判断・行動することが求められます。こうした環境は負担を感じることもありますが、同時に学習への動機付けとなるという側面もあります。
東北大学 福島県出身
学生時代は「症例が多く忙しい病院」というイメージでしたが、実際もその通りで、救急を中心に幅広い経験ができました。一方で、想像以上に裁量が大きく、主体的に動く力が求められ、当初は大変さも感じました。忙しさは厳しいですが、その分確実に力がつく環境です。主体的に学びたい人には適した研修先だと思います。
福島県立医科大学 岐阜県出身
研修1年を振り返り、イメージと変わった点は経験できる症例の幅広さです。1次から3次症例まで経験でき、研修医にとっては多くのことを学ぶことができます。
研修以外の点では意外に休みが確保されており、研修以外のこともたくさんできます。いわき市医療センターでは充実した日々を送ることができるでしょう。
福島県立医科大学 福島県出身
指導医の先生方は教育熱心で、主体的に診療や手技に関わることができ、自分次第で大きく成長できる環境です。
また、常に忙しいわけではなく休みもきちんと確保され、仕事後の時間もあり、同期・先輩・指導医との交流も充実しています。忙しさと楽しさが両立し、想像以上に密度の濃い1年でした。
福島県立医科大学 福島県出身
思っていたより研修医であっても責任ある仕事を任せられることが多いと感じた。
東北大学 福島県出身
学生時代は、設備が新しい、内科が少なめで外科系が多めという印象でしたが、実際には、救急外来も含めると意外と内科的なことができる、外科系では病棟管理や手技的なことができるなど学びが多いと感じた。
東北大学 埼玉県出身
研修医として働き始めて、日々の診療を通して学ぶことの多さを実感しています。学生時代とは違い、実際に患者さんと向き合う中で診療の難しさとやりがいを感じた一年間でした。
当院は豊富な症例があり、研修医として経験をつめる環境であると思います。まだまだですが任せてもらえる仕事も増え、これからも成長できるよう頑張っていきたいです。
東北医科薬科大学 神奈川県出身
外科系を考えている私にとって、とにかく多くの手技を経験できる点が最大の魅力です。
豊富な手技への参加に加え、手術の執刀もさせて頂ける環境が嬉しいです。
もちろん、わからないことを質問すれば丁寧に教えてくださる先生方ばかりで、困ったときにはしっかりとサポートしてもらえる安心感もあります。
基本的にどの診療科でも研修医の主体性が保たれており、積極的に診療業務に当たれます。特に救急科をローテーションした際には、3次救急への初療対応から集中治療室の管理まで一貫して担当することで研修医の間に身につけておきたい知識や対応力を養うことができます。
上級医の先生方とも距離が近く、質問もしやすい環境です。
忙しさはありますが、同期の仲間とともに定期的に飲み会をしたり、遊んだりと仕事もプライベートも大変充実しています。いわき楽しいです。
東北大学 新潟県出身
学生時代、当センターでの研修は学生の病院実習とあまり変わらないものだと思っていました。しかし、実際は各診療科のローテーションや救急当直などで、common diseaseに限らず重症症例もたくさん経験できて、指導医と共に症例について主体的に深く学ぶことができる点が1年働いてみてとても印象的でした。
学生の時の病院実習は大学病院がメインで、重症症例はたくさん見ることはできましたが、診療に携わるというよりはどちらかというと見学に近いものでした。対して、当センターでの研修はさまざまな症例に対して検査や薬など治療の計画を指導医と一緒に考える科が多いので日々とても勉強になっています。
また全国共通の地域事情だとは思いますが、地方の病院はすべての診療科が揃っているわけではないので、そういった不足している科に関わる時は近隣の病院や大学病院と連携して対応しています。そういった地域医療の実情は学生時代には感じることのできなかった点だと思います。
福島県立医科大学 東京都出身
学生の時は、手技がたくさん経験できる、基本的に忙しいという漠然としたイメージをもっていました。
実際に研修をしてみて、自分のやる気次第でどの科でも手技はたくさんやらせてもらえると思っています。忙しさに関しては、診療科によりさまざまであり、ローテーションを自分で設定できるため、忙しさはある程度自分でもコントロールできるのではないかと思います。
また先生方やコメディカルの方々は、基本的にどの診療科でも優しく、コミュニケーションがある程度とれれば、日々の苦労はだいぶ緩和されるように感じました。