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いわき市医療センター 臨床研修センター

初期 臨床研修JUNIOR RESIDENTS

研修医の声

当センターで実際に研修されている先生方に当センターの印象を聞いてみました。
※2020年5月時点の内容です。

2019年入職草野 亮太
(福島県立医科大学卒業)

当センターを研修先に選んだ理由はなんですか?

地元いわき市最大(浜通り最大)の医療機関であり、commonな1・2次救急症例だけでなく3次救急まで幅広く経験できることから当センターを選びました。また、2018年12月に新しくなったばかりの最新設備が整う病院であり、各科の症例数も東北を代表するほど多く、2年間で大きく成長できると思い、研修先として最適と考えました。

初期研修において大切だと思っていることはなんですか?

3年目以降の後期研修の前に、志望科以外の研修もしっかりと行い、医師としてひと通り満遍なく仕事ができるようになることが大切だと思います。厚労省も初期研修中にできるようになるべき手技などを示してくれているので、まずそれをできるようになるために今は頑張っています。

初期研修をこなす中で感じたことはなんですか?

学生時代と違い、診断するだけでなく、その後どう対処するかを具体的に分からないといけないなと日々痛感しています。何の薬を何mg生食何mLに溶いてどのくらいのスピードで投与するか、など、具体的な使い方を知らないと何も動けないので、そこに慣れるのが大変です。

研修医をバックアップする周囲の体制はどうですか?

指導医の先生が、困ったときの相談相手になってくれますし、メディカルスタッフの皆さんも本当に親身に色々教えてくれるので、安心して研修できています。

救急研修での印象、病棟研修での印象、当直での印象を教えてください。

救急:当院は本当に幅広くどんな症例でも来る病院なので、次やるべきことをイメージできなければならないなと感じました。

病棟:患者さんが入院中に訴えることへの対処ができなければなりません。急変時も結構あるので、そのときの指示を事前に想定しておくと電話が来ても対応できます。

当直:意外に軽症の人がほとんどですが、たまに緊急性の高い人が隠れているので気が抜けません。

病院見学の際に心がけたことはなんですか?

学生だからといって適当な気持ちで見学しないことが大切かなと思います。研修医の先輩と同じ気持ちで臨むと、働いてからのイメージも湧きやすいし、たくさんのことを経験できます。見てるのと実際やるのでは雲泥の差があるので、やらせてもらえるチャンスがあれば逃さないことが大切です。

いわき市の住みごこちはいかがですか?

気温差が小さくて本当に過ごしやすいです。冬は雪がめったに降らないので、車での移動も楽です。
高校時代まではよく分かりませんでしたが、いわき駅周辺は意外と飲み屋が多いので開拓中です。あと小名浜のイオンモールには福島県最大級の映画館があります。

初期研修先を探している医学生にアドバイスをお願いします!

実際にその病院に行き、雰囲気を感じることが大切だと思います。どんな先輩もみんな初期研修を乗り越えられてるから、きっと大丈夫です。充実した楽しい研修医生活を目指して頑張ってください。

2019年入職アレン 絵里沙
(藤田医科大学卒業)

当センターを研修先に選んだ理由はなんですか?

出身がいわき市で、病院が実家に近かったのが1番の理由です。

初期研修において大切だと思っていることはなんですか?

先生が熱心に教えてくれた事をどこまで自分の医師としての肥やしに出来るかはその人次第なので、能動的に自分で勉強し、復習する時間を設けなければならないなと思っています。実際、私自身は日々の忙しさでなかなかそのような時間を設けるに至ってないですが…。

初期研修をこなす中で感じたことはなんですか?

やはり、自分の健康管理が一番大切だなと感じます。あとは、私自身の課題でもありますが、実際研修医になってみて、ホウレンソウを大切にして仕事をしなければならないなと感じています。

研修医をバックアップする周囲の体制はどうですか?

指導熱心な先生方が多く、また、研修医の考えも聞いてくれる優しい先生方も多いので、体制はととのっていると思います。ただ、自ら学ぶ姿勢があるとより良いと思います。

救急研修での印象、病棟研修での印象、当直での印象を教えてください。

研修医がファーストタッチすることが多いので、大変勉強になりますし、度胸も付きます。

病院見学の際に心がけたことはなんですか?

研修医の先生と話をしたり、当直の様子をみていました。

いわき市の住みごこちはいかがですか?

気候がおだやかで、温かく、住みごこちは非常によいです。
大型のイオンもできたので、買い物にも困りません。

初期研修先を探している医学生にアドバイスをお願いします!

自分の足を何度も運び、研修医の先生方とお話をして、ここなら自分が成長できそうだなと思う病院を選ぶこと、あとは直感ですかね。

2018年入職松岡 亮
(福島県立医科大学卒業)

当センターを研修先に選んだ理由はなんですか?

いわき市は東北で人口が2番目に多い街ですが、福島県の中でも医師不足が指摘されている地域でした。ただ医師不足という言葉を新聞記事で読んで理解しても、自分がどう地域に貢献できるかは、実際に自分の目で見て働かないとわからないと思いました。その中でも高次医療を担っており、福島県以外からも研修医が集まる医療センターは、自分にとって魅力が多いと感じたので選びました。

初期研修において大切だと思っていることはなんですか?

国家試験合格を報告したときのことです。ある尊敬する先生から「今のまま頑張れば届くことを目標とせず、その2つ先のレベルを意識しなさい」と言われました。業務でも人間関係でも、失敗して挫折した時、それを乗り越えた時に人は成長するチャンスがある。困難な壁を乗り越えることで、回避することでは得られない全く新しい世界が見えると。とても胸にささる言葉で、今でも実践できているか自信はないですが、何事にも挑戦しようと思う時の原動力として、この言葉を大切にしています。

初期研修をこなす中で感じたことはなんですか?

恥ずかしい話ですが、最初のころは右も左もわからず失敗も沢山しました。その中で出来ることが増えてくると、楽しさも増えますし、見えてくる景色も変わってきます。忙しい中でも面倒をみてくださる先生やスタッフが沢山いるので、初期研修のうちに色々挑戦して教わるのが良いと思います。

研修医をバックアップする周囲の体制はどうですか?

いわきの印象としては看護師さんや医療スタッフさんがとても優しいです。新しい病棟にローテートしても面倒見よく教えてくれる方が何人もいます。またローテートする科も相談次第で自分たちで自由に決められるので、(月によって例えば部活の東医体や追いコンに参加したいなどの事情もある程度加味できるので)実際とても良いです。

救急研修での印象、病棟研修での印象、当直での印象を教えてください。

救急研修は忙しいですが、人命救助のための初期対応や蘇生法などの奥深さと、ある程度の度胸は身につくと思います。いわき地区での3次医療の役割も理解できます。
 病棟では色々な状況や事情の患者さんがいるので、ひとりひとりに寄り添った医療を考えさせられます。看護師さんも色々相談に乗ってくれるので助かります。
 当直ではその場で必要な判断力と、それを行うための知識が必要になるので、研修の中でも1番成長できる環境かもしれないです。慣れない1年目のうちは2年目や上級医が必ずいて相談できるのも良いと思います

病院見学の際に心がけたことはなんですか?

病院の雰囲気やどんな診療科があるか確認することも大事ですが、1番は先輩研修医がどれくらい仕事を任せられているかや、顔が活き活きしているかなどを見てました(笑)

いわき市の住みごこちはいかがですか?

気候がめっちゃ快適です。新幹線が遠いのがすこし難です。

初期研修先を探している医学生にアドバイスをお願いします!

色々情報が多いと雑音が多くて悩むことも多いと思いますが、最後は見学や実習で自分で感じた直感が1番だと思います。いわきに来ていただける時は美味しい肴を用意してお待ちしてます。

2018年入職栗山 卓也
(東北大学卒業)

当センターを研修先に選んだ理由はなんですか?

研修先に迷って困っていた時、当院後期研修医の先生と運命的な出会いを果たし、見学に伺った際、当センターに魅了されたためです。
とにかく看護師さんの優しさが印象的でした。

初期研修において大切だと思っていることはなんですか?

医師としての第一歩で、この2年間が今後数十年と続く医師人生の基盤となるため、医師としての正しい心構え、立ち振る舞いを学ぶことだと考えています。

初期研修をこなす中で感じたことはなんですか?

学生時代の勉強と実際に医療行為を行うことに大きな違いがあることです。
 言うなればゴルフの打ちっ放しと実際にラウンドを回るくらい違います。
 ただ、もちろん打ちっ放しで力をつけた上でのラウンドなので、医療もそういうことです。
 いきなりラウンドは回れませんよね。
 (自分の初めてのゴルフは上級医とのラウンドでした。)
 なんとなく伝わりましたよね?

研修医をバックアップする周囲の体制はどうですか?

非常に多くの上級医が教育熱心で病院内外で研修医を大切に愛してくれます。疑問点を質問することに何一つ敷居を感じさせない上級医の優しさが当院センターの良質な研修を支えています。

救急研修での印象、病棟研修での印象、当直での印象を教えてください。

救急研修:地域唯一の三次救急ということもあり、何から何まで非常に幅広い症例を経験できます。その一つ一つにファーストタッチで関わり自分なりに鑑別、検査、治療方針を考えつつ上級医からのフィードバックを受けます。つまり自分の姿勢一つで得られる経験は大きく広がります。

病棟研修:自分の患者を受け持ち、自分のアセスメントとともに上級医に相談しつつ方針を決めます。勉強になるのが、多くの上級医のもとで、先生方の患者さんへの説明方法を見学しながら自分なりの病状説明方法を確立することで、これが一生役に立つと思います。

  当直:主に内科当直、外科当直、小児当直と3種類の当直があります。
内科当直はひと月(約30日)を研修医の同期と分割します。(ex.同期7人なら4-5回/月)
基本的に内科上級医、2年目研修医、1年目研修医の3人体制です。
研修医2人で問診、診察、検査、アセスメント、方針の決定を行い、不明点は逐一上級医に相談します。
そのため幅広い症例、状況に遭遇することがあり、1年間もすればかなりの対応力、度胸がつくと同時に救急外来の怖さも身をもって経験します。常にありふれた主訴の背景に隠れた緊急疾患を見逃さないように心掛けています。
外科当直、小児当直はそれぞれ月に1度上級医の先生方と2人で診察します。

病院見学の際に心がけたことはなんですか?

職員の方々の様子は注意深く見学しました。当院センターはどの職員も非常に充実した表情で勤務されているのが印象的でした。

いわき市の住みごこちはいかがですか?

いわき市は東北のハワイというだけあって日照時間が非常に長い地域であり、比較的晴れやかな気持で毎日を過ごせます。
 今年の冬も暖かく過ごせ、車のタイヤをスタットレスに変える必要もないほどです。
 駅前の繁華街は地域なりに充実しており、おいしいお店や洒落たBARが散在しております。
 また非常にゴルフ場が多いため楽しみもたくさんあります。

初期研修先を探している医学生にアドバイスをお願いします!

とりあえず見学に来ましょう。全て見せます。
※見学せずに病院を決めることはグリーン上でアイアン叩くくらい危険な行為です。

なお、研修医の先生方による過去の座談会の様子はこちらでご覧いただけます。