校長あいさつ

安永亨 校長

安永 亨 校長

 想像してください。
 もし、あなたやあなたの大切な人が、生命の危機も感じるほどの耐え難い痛みや苦しさに苛まれ、すがる思いで医療機関を受診したとします。
 どのような看護師さんに対応してもらいたいですか?
 おそらく心にも身体にも優しく寄り添いながら、テキパキと適切な処置をしてくれる看護師さんを想像したのではないでしょうか。 きっとあなたはそんな看護師さんと出会うことが出来れば、頼もしく思うと同時に大変勇気づけられ、その後の人生においても忘れえない貴重な思い出となるかもしれません。
 さらに想像してください。
 逆にあなた自身がそのような看護師さんだったら、あなたの人生にとってもどんなに素晴らしいことかと。
 患者さんを癒すためには、正しい知識や技術を習得することは勿論のこと、人間性を磨くことも必要でしょう。
 それら必要なものが本学には備わっております。
 未来のあなたに一番影響を及ぼす人は、今のあなたです。あなたが勇気を持って一歩踏み出せば、どんな結果であれ、人生にとって尊い財産となると確信しております。
 本学で学び、巣立っていく方々に対して、私自身は一番の応援団として接していく覚悟です。

副校長あいさつ

草野ちづ 副校長

草野 ちづ 副校長

  「看護とは新鮮な空気、陽光、暖かさ、清潔、静寂さを適切に活用し、食事を適切に選択し与えるなど、すべての病人の生命力の消耗を最小限にするよう適切に行うことである。」これは、ナイチンゲールの言葉です。今から100年以上経っていますが、看護の基本は変わってないと思います。そして、これからの時代、看護師だからこそできる、人と人との関係性・温もり・暖かさ・精神的な安寧の提供など、「療養上の世話と診療の補助」という目に見える看護以外に、目に見えない看護・生きる力を引き出す看護が、大切であると思います。
 令和4年度から新カリキュラムとなり、多職種が連携しチームで働く力、情報を使いこなす力、病院から地域まで見据えた看護、できるだけ住み慣れた地域や家で過ごす視点を持つ看護を学んでいます。様々な方からたくさん支援していただき、学ぶことができる感謝の気持ちを大切に、人としても成長していくことを後押ししていきたいです。
 そして、学生と共に学び、学生の夢が叶うよう支援していきたいと思います。

教務主任あいさつ

岡田ひろみ 教務主任

岡田 ひろみ 教務主任

 看護は「その人がその人らしく生きること」を医療と生活の両面から援助する活動です。急性期医療から在宅医療まで看護の場は多様化・高度化し、未来の看護を担う人々の活躍が期待されています。
 当校は開校以来「地域医療の中心的な担い手となる看護師の育成」を理念としており、地域に自ら出向いて実情を知り、生活や環境、健康課題など地域から学ぶ授業を行っています。そのなかで、いわき市のフラ文化に着目し、フラを学びスパリゾートハワイアンズで発表する授業もあります。
 臨地実習はいわき市医療センターを主に、いわき市内の病院・施設の協力を得て完結でき、教員と実習病院の実習指導者が連携をとりながら丁寧な支援を行っています。
 3年間の学生生活において自ら考えて行動し、地域のさまざまな年代の方との関わりを大切にしながら、地域に愛着をもって学び、豊かな人間性を育んでほしいと願っています。
 人間に対する深い関心を持ち、看護実践者として地域医療に貢献することを希望する学生さんを心よりお待ちしております。