当センターは、福島県立医科大学の寄附講座の研究先医療機関としての役割を担っています。現在の寄附講座については次のとおりです。
名称 | 手外科・四肢機能再建学講座 |
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研究テーマ | いわき市の手外科治療と四肢運動機能再建に関する研究 |
研究体制 | 講座主任: 紺野 愼一 / 教授: 江尻 荘一 / 助手: 利木 成広 / 助手: 長島 智春 |
設置期間 | 令和2年4月1日~令和5年3月31日(3年間) |
設置目的 | |
● 令和2年度以降の3年間、いわき市医療センターに本講座から3名の手外科医を常駐し、手外科・四肢機能再建外科の研究・治療の核とする。 ● 大学病院同等の高度な治療を継続し、いわき市の手外科・四肢機能再建症例の機能予後を向上させることで地域医療に貢献する。 ● 治療によって蓄積したデータを基に研究・発表を行い、手外科・四肢機能再建外科の発展に貢献するとともに、地域に根ざした手外科医の育成を行う。 |
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講座を設置することにより期待される効果 | |
● 本講座からいわき市医療センターに手外科医を常駐することで、いわき市の手外科・四肢機能再建治療の質的向上が期待できる。 ● 治療データを基にした研究・発表を行うことで、いわき市の手外科・四肢機能再建治療レベルの更なる向上が期待できる。 ● 地域に根ざした手外科医の確保・育成が期待できる。 |
※名前が太字で下線が引いてある医師が当センターに常勤しています。
名称 | 地域産婦人科支援講座 |
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研究テーマ | 産婦人科分野における腫瘍及び若年発症の感染症に関する研究 |
研究体制 | 講座主任: 藤森 敬也 / 教授: 本多 つよし / 准教授: 古川 茂宜 / 助手: 磯上 弘貴 |
設置期間 | 令和6年1月1日~令和9年3月31日 (3年3ヶ月間) |
設置目的 | |
● いわき地域における出産に対するニーズ及び出産リスクに関するデータの集積及び分析を行う。 ● いわき地域における婦人科癌の発生状況を把握し、その原因追及を行い、予防を促し、早期発見、早期治療に努める。 ● いわき地域において、青少年に対する啓発活動を積極的に行うことにより、人工妊娠中絶や性感染症発病の減少を図る。 ● いわき市医療センターを中心とした産婦人科医療体制の充実(医療機器を含む)を図ることにより、地域住民の安全をより高いものとする。 |
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講座を設置することにより期待される効果 | |
● いわき地域の産婦人科医療体制の充実により、これまで以上に安全で安心な出産が可能となる。 ● いわき地域の婦人科癌の予防、早期発見、早期治療により、婦人科癌による死亡率の減少が期待できる。 ● いわき地域の青少年に対する啓発活動は、当該地域に多い人工妊娠中絶や性感染症の減少を成し遂げる原動力となりうる。 ● いわき地域の産婦人科医療体制の充実は当該地域の産婦人科医不足を解決する方法の一つとなりうる。また、中長期的な展望に立てば、必ずや新たな医師確保につながる。 |
※名前が太字で下線が引いてある医師が当センターに常勤しています。
名称 | 災害医療支援講座 |
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研究テーマ | 災害医療に関する研究、被災地の医療ニーズの研究 |
研究体制 | 講座主任:紺野 愼一/ 教授: 入江 嘉仁、池上 之浩、小鷹 昌明/助教:原田 文植/特任教授:小柴 貴明、清水 昭、久保 肇、西川 光一、佐藤 勝重/特任准教授:西村 哲郎、庄司 敏/特任講師:赤津 賢彦、社本 博/特任助教:堀 有伸、宮川 明美、二瓶 大、坪井 栄俊/助手:上西 博 |
設置期間 | 令和3年4月1日~令和8年3月31日 |
設置目的 | |
● 県内の医療に対する住民ニーズ及び受療動向に関するデータの収集及び分析 ● 被災地において医師を受け入れる際の診療体制及び勤務環境整備に関する調査及び分析 |
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講座を設置することにより期待される効果 | |
● 被災地の医療ニーズの研究を行うことにより、臨床データの収集・分析から復興に向けた医療体制の構築を行うことができる。 ● 研究に際し、診療業務を行うことで「医療崩壊」ともいうべき現状を改善し、浜通りにおける地域医療の向上に繋げることができる。 |
※名前が太字で下線が引いてある医師が当センターに常勤しています。
名称 | 地域支援視機能再建学講座 |
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研究テーマ | 地域再生を支える視機能再建のあり方に関する研究 |
研究体制 | 講座主任:石龍 鉄樹/教授: 齋藤 昌晃 /助手:田中 啓一郎、則川 晃希 |
設置期間 | 令和4年6月1日~令和7年3月31日(2年10ヶ月間) |
設置目的 | |
●地域再生を目指すいわき市におけるより高度な視機能再建医療の充実と病診連携を含めた効率的な医療体制を構築する。 | |
講座を設置することにより期待される効果 | |
●いわき市並びに周辺地域の眼科医療の充足が期待できる。 ●眼科医が減少傾向にある福島県内の各地方における眼科医療充足のための課題と対策を明らかにすることができる。 |
※名前が太字で下線が引いてある医師が当センターに常勤しています。