血液内科

スタッフ紹介



主任部長

濱崎 洋一

福島県立医科大学大学院 (1988年 卒)

【専門分野】
血液内科
内科一般

部長

阿久津 和子

福島県立医科大学 (2000年 卒)

【資格】
日本内科学会指導医
総合内科専門医
日本血液学会専門医

【専門分野】
血液内科
内科一般

医長

眞部 和也

北里大学 (2021年 卒)

特色

 当科はこれまで福島県浜通り地区唯一の血液内科専門診療科として診療を続けてきましたが、数年前からいわき市内のときわ会常磐病院、福島労災病院でも血液内科専門診療が開始されました。受け皿も広がり、それぞれの特色を生かして切磋琢磨していければいいなと考えています。
 また、福島県では成人例として初めての造血幹細胞移植治療として1992年に白血病に対する同種骨髄移植を実施しました。1995年からは悪性リンパ腫に対する自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法を開始しています。当センターの自家末梢血幹細胞移植数は、日本造血細胞移植学会登録数で50例を超えました。

症例数・治療・成績

 年間の初診患者数はおおよそ、白血病30人、悪性リンパ腫50人、多発性骨髄腫20人、骨髄異形成症候群30人、各種貧血(鉄欠乏性貧血・再生不良性貧血・悪性貧血・溶血性貧血など)30人、血小板減少症20人、骨髄増殖性疾患(多血症・血小板増多症・骨髄線維症など)10人、出血凝固異常症10人などです。
 このうち、強力な化学療法や免疫抑制療法を必要とする患者は入院で治療し、常時30から40人の入院患者がおり、症例に見合った治療を心がけています。

★日本血液内学会が作定する『造血器腫瘍診療ガイドライン』に沿った治療をお勧めしています。治療成績は全国の主要施設と同等です。

★当センターでは同種骨髄移植療法は実施できませんので、必要な場合は転院していただきます。多くの場合、福島県立医科大学血液内科にて実施して頂いています。

★患者さんの病状に応じた治療が勧められますが、超高齢の場合などではQOLを重視した治療もお勧めしています。

★近年の分子標的療法は積極的に取り入れ、各種疾患で良好な効果が得られています。

★若年患者さんの治療では『妊孕性温存』にも取り組んでいます。

医療設備

 完全無菌室5床、準無菌室16床です。化学療法に習熟した看護スタッフが対応し、種々の検査は迅速に行われます。

外来診療

 月~金曜日の午前、(月)阿久津、(火・金)齋、(水・木)濱崎が担当します。
 木曜日の午後は、阿久津が担当します。
 初めての受診の際は地域の医療機関からの病診連携システムによる紹介・外来予約が原則となります。