低侵襲心臓血管治療センター

 世界に類を見ない高度高齢化社会日本において、心臓大血管手術をより安全かつ、体にやさしい方法で行うことが必要となっています。
 いわき市医療センター心臓血管外科・循環器内科は、心臓・大血管手術の低侵襲化に積極的に取り組んでいます。
 胸骨切開を避け、肋間からの小切開アプローチにより心臓手術を2005年より先駆けて導入しております。僧帽弁形成手術、大動脈弁置換手術、冠動脈バイパス手術をおこなっております。小切開心臓手術の学会である日本MICS summitの世話人も務めており小切開心臓手術の指導的立場あります。
 大動脈治療においては、2000年から手造りによるステントグラフト治療を開始しており、大動脈瘤ばかりでなく大動脈解離にも積極的にステントグラフト治療を展開しています。日本で使用可能なすべてのステントグラフトデバイスの指導資格を有してるばかりでなく、スタッフのほとんどが指導医資格を持つスペシャリスト集団です。
 2013年10月より、日本で認可されたカテーテル大動脈弁置換手術(TAVI)についても積極的に準備を進め東北、北海道で4施設目として施設認定を2014年5月に取得しました。同年8月から実際に手術を開始し、2018年12月現在、福島県内の実施施設は、当院と福島県立医科大学附属病院だけとなっています。
 

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