開設の目的

 当外来は、標準的な治療を行っても血圧コントロールが困難な患者さんが対象です。
 高血圧は従来、減塩・食餌療法などにより適正な血圧を目指しつつ、血圧の程度に応じて血圧を下げるための降圧薬を1種類から数種類内服することで適切な血圧を維持する治療が主流でした。
 しかし、従来の内服薬だけでは充分血圧を下げる事が困難な患者さんもいらっしゃいます。特に昨年、日本高血圧学会が新しく出したガイドラインでは130/80mmHg未満にコントロールすることが必要とされ、基準がより厳格化されました。この血圧基準は、これまでの高血圧の研究から、血圧を130/80mmHg未満に下げられた患者さんは、それ以上の血圧で管理された患者さんと較べて有意に心血管死亡及び全死亡が低下することが示唆されたことから策定されたものです。

診療内容

当外来では、

  1. 3種類以上の降圧薬を内服しても血圧が目標値まで下がらない。
    急激な血圧上昇が認められる。
  2. 若年発症の高血圧症である。
  3. 睡眠時無呼吸症候群や内分泌疾患による二次性高血圧が疑われる。

などの患者さんを対象に、

  1. 24時間自由行動下血圧測定(ABPM)を用いた、日中・夜間を含む血圧パターンの詳細な確認を行い、二次性高血圧についても鑑別診断を行います。
  2. 医師を含む専門スタッフチームによる治療サポートを行います。
       医師(日本高血圧学会専門医・日本循環器学会専門医)
       看護師・薬剤師によるきめ細かな服薬指導
       管理栄養士による減塩・食餌療法の具体的なアドバイス
  3. 腎デナベーション治療に対応
    上記の治療にても改善が診られない難治性高血圧の患者さんに対して、適応を慎重に検討した上で、「腎デナベーション」(腎交感神経遮断術)を行います。

診療体制

外来受付: 予約のみ受付となります。
外来担当: 高血圧専門医、循環器内科専門医、看護師、認定看護師、管理栄養