当センターでお取り扱いしている診療科のご案内です。
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特定看護師 | 5名 |
認定看護師とは、日本看護協会認定看護師認定審査に合格し、特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践のできる者をいいます。
認定看護師の役割は、看護現場において実践・指導・相談の3つの役割を果たすこと
により、看護ケアの広がりと質の向上を図ることに貢献することです。
当センターでは、下記の認定看護師が活躍しています。
認定看護管理者 | 1名 |
救急看護認定看護師 | 2名 |
感染管理認定看護師 | 2名 |
皮膚・排泄ケア認定看護師 | 1名 |
がん化学療法看護認定看護師 | 1名 |
緩和ケア認定看護師 | 2名 |
新生児集中ケア認定看護師 | 1名 |
集中ケア認定看護師 | 1名 |
認知症看護認定看護師 | 1名 |
小児救急看護認定看護師 | 1名 |
慢性心不全看護認定看護師 | 1名 |
訪問看護認定看護師 | 1名 |
乳がん看護認定看護師 | 1名 |
がん性疼痛看護認定看護師 | 1名 |
糖尿病看護認定看護師 | 1名 |
救急医療現場の病態に応じた救命技術、危機的状況にある患者さん及びご家族への精神面の早期介入など、救急看護領域の知識や技術を用い、実践及び指導等の活動を行っています。また、院内・院外の講義等を通じて、救急医療や看護に関する教育にも力を入れています。
救急看護の対象は、多種多様な疾患・外傷・脳血管障害・中毒などを有したあらゆる年齢層の患者さんとそのご家族です。状況は時と場所を選ばず発生します。そのため、患者さんとそのご家族が安心して救急医療を受けることができるよう、救急看護の実践や指導を通し、看護の質の向上に努めて参りたいと思います。
手術部位の感染を起こさないためには、手術前から手術を受けて回復するまでの期間、患者さんを感染から守るための看護が必要です。私は、手術室に所属する感染管理認定看護師として、「手術部位感染を防止するための看護の実践」、「手術部位感染防止技術の指導」、「患者・職員等すべての人の感染に関する相談」を行っています。今後も「すべての人を感染から守る」ことを目標に、最新の知識を取り入れながら、よりよい看護を目指していきたいと考えております。
感染管理認定看護師の役割は、「患者さんとそのご家族及び病院で働く全ての人々」を感染から守るために関連部署と連携しながら、様々な感染症の予防と拡大防止に取り組むことです。当センターは3次救急機能を有した地域の基幹病院です。そのため、感染症にかかりやすい重症の患者さんが多く入院されています。伝播を防ぐためには、感染対策の基本である手指衛生が重要となってきます。職員の感染対策における意識向上を図り、安心・安全な医療に貢献していきたいと思います。
皮膚排泄ケア認定看護師は、創傷・人工肛門・人工膀胱・失禁の看護分野において専門性の高い看護実践の提供、患者さん、ご家族への指導や相談、問題解決に向けて他職種と調整を行うなどの役割があります。現在ストーマ造設の患者さんに対して、日常生活の注意点や装具の選択・特徴などを説明し、患者さんがより良い生活を送れるようサポートを行っています。院内院外を問わず最新の情報を皆様に届け、地域医療に貢献したいと思います。
化学療法を受ける患者さん・ご家族が疾患や治療を理解できるよう援助するとともに、医師・薬剤師・ソーシャルワーカーなど多職種と連携を図り、心身の苦痛が少しでも軽減できるよう取り組んでいます。また、その人らしく生活が送れるよう、患者さんに寄り添い、各々に合った対策を一緒に考え、支援しています。
緩和ケアは、がんと診断された時から患者さんとご家族をサポートするケアです。緩和ケアチームの医師やメディカルスタッフと調整し、治療に伴う心身のつらさの「緩和」「安寧」に向けた取り組みをしています。
患者さんとご家族の思いに沿ったケアを目指し、各部署のがん看護リンクナースの育成にも力を注いでいます。
緩和ケアはがんと診断されたときから必要なケアで、苦痛の緩和とQOLの維持、向上が重要だと言われています。がんの治療期には励まし、再発・進行期には支え、終末期では寄り添い、身体的苦痛のみではなく全人的苦痛(心理的・社会的・スピリチュアル)を含めてみていくことが大切です。患者さんやご家族に対して苦痛の緩和を図りながら、その人らしく生きることができるよう寄り添い、心の支えとなるような存在を目指していきたいと思います。
NICUに入院する早産児や疾患のある新生児に対し、救命や成長発達、ご家族との絆の形成がより適切に行われるように努めています。また、新生児看護に携わるスタッフの知識や技術の向上支援として、急性期ケアの講座の開催や実践指導を行っています。
集中ケア認定看護師は、生命の危機的状況にある患者さんが重症化しないよう、専門的な知識や技術で援助し、早期リハビリテーション(呼吸ケア、廃用症候群予防など)を実践し、早期回復を支援します。患者さん、そのご家族に対し少しでも早く危機的状況から脱することができるようサポートしていきます。
認知症の患者さんは、新しい環境に適応することや苦痛や不快など、自分の状況を上手に伝えることが苦手です。また、入院という環境の変化によって、一時的な不適応を起こすことも少なくありません。そうした認知症の患者さんの「できにくいこと」をサポートし「できること」を活かし、その人らしく過ごせるかかわりと、療養環境づくりをしていきたいと思います。そして、認知症に携わるスタッフの知識・技術向上のための講座の開催や、院内の認知症患者さんのケアについて相談に応じるなどの活動を通して、常に質の高い看護が提供できるように努めていきます。
小児救急看護認定看護師は、子どもの病態の緊急性を迅速に判断し、根拠に基づいた看護を提供する役割を担っています。また、子どもの健やかな成長発達や安全のため、ご家族に対する支援も行っております。
心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、徐々に悪くなり、生命を縮める病気です。
心不全の悪化を防ぐには、塩分や水分の制限を徹底すること、過度な運動やストレスを避けるなど、患者さんご自身が自分の生活と向き合い、注意を払っていくことがとても大切です。
急な悪化を避け、心不全と上手に付き合いながら生活していくための提案を患者さんやご家族に提供できるよう努めて参ります。
訪問看護認定看護師として、NICUから退院される新生児や緩和ケア病棟を退院される患者さん、人工呼吸器を装着している小児など、継続的に医療処置の必要な患者さんが安全に安心して在宅で生活できるよう患者さんとご家族を支援しています。
急性期病院からスムーズに在宅移行し、退院後も適切な医療を継続するために、入院中から病棟着護師や多職種に対して在宅看護の知識と技術を提供し、看護の質向上に努めています。また、患者さんとご家族がその人らしく望む生活ができるよう支援しています。
乳がんは女性罹患率第一位であり、患者さんの年齢層は幅広く生活背景や治療経過も様々です。乳がん治療は手術、薬物、放射線療法など多岐に渡り治療期間も長く続きます。その中で、予防から診断、初期治療、経過観察、再発・転移を通した全ての患者さんのライフスタイルに合わせて、身体・心理・社会的にサポートを行っています。正しい情報の提供や、患者さんやご家族の生活に合わせたよりよい方法と対応策を一緒に考え、自分らしい生活ができるよう手助けをしていきたいと思います。
がんによる痛みは診断される前からみられることが多く、がん患者さんの約70%が経験すると言われています。
がんによる痛みは不眠や食欲低下などの身体症状や不安や怒り、悲しみ、気力の低下などの気持ちのつらさにも繋がります。また、痛みによって仕事や家事、日常生活にも影響がでる可能性があります。がん性疼痛看護認定看護師の役割は、そのような悩みや辛さを軽減し自分らしく過ごせるように支援することです。一人一人にあった疼痛治療の提案と丁寧なケアの実践に努めます。
糖尿病治療は生活と密接に関わっています。生活に無理なく溶け込むことができ、長く続けられる療養方法を患者さん、ご家族を含めたチームで一緒に考えていきたいと思っています。また、基礎疾患として糖尿病を持つ方は数多く存在します。この地域で生活する糖尿病患者さんの支援について、相談や研修を通して知識や技術の向上に努めていきたいと考えています。
院内には、認定看護師以外にも様々な資格を持った看護師がおり、活躍の場を広げています!
患者さん・ご家族が安心して療養生活が送れるように支援します。